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パーソナルカラー資格を三つ揃えてみたよ

どうも、沼です。

 三月に受けたNPOパーソナルカラー協会・色彩技能パーソナルカラー検定 ®のモジュール3に合格しました。

 これにより、

  • 色彩活用パーソナルカラー
  • 色彩技能パーソナルカラー
  • パーソナルカラリスト

上記パーソナルカラーの検定において、全て最上位資格を取得することができました。
 

 

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なんで三つも揃えたのか

 ぶっちゃけ、同じような資格は三つも必要ないです。(本末転倒)

私の場合は、最初にパーソナルカラー資格を取得するために学んでいる最中、他の協会だと季節で分類される色が違ったり、色の属性で判断するポイントに違いがあることを知って「別の協会はどういう基準や分類で診断をしてるんだろう?」と興味が湧き、知識や技術に対して、多角的な視野を持とうと勉強を続けた結果、同じような資格が三つ揃ってしまったという経緯になります。

それぞれの協会によって、診断のポイントや季節の分類に差異がありますので、複数の体系への知識があると、パーソナルカラーへの見識が深まると思います。

また、パーソナルカラー資格を最上位で揃えた人は中々いないんじゃないかと思い、個人的な所感をまとめてみました。

   

それぞれの資格と、その特徴について

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取得した資格の正式名は、

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会
色彩活用パーソナルカラー検定

NPO日本パーソナルカラー協会
色彩技能パーソナルカラー検定

一般社団法人日本カラリスト協会
パーソナルカラリスト検定

となります。

受験資格は特になく、上位級を受験する場合は、下位級を取得していることが条件になっています。級のランクはどれも三つであり、最上位以外については併願受験することが可能となっています。

また、どの資格も最上位取得後に、協会に所属して活動するアシスタントや所属講師といったさらに上位の資格が準備されています。それらを受講・受験する場合、おおよそ合計30~50万前後の費用と、25~50時間前後の時間が必要となります。

(私の場合は、協会に所属するのが目的ではなかったため、それらの資格は取得していません) 

色彩活用パーソナルカラー検定

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会 パーソナルカラー検定

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 三つの検定中、最も基礎的な知識を獲得できる検定だったと思います。
基礎だから簡単、というわけではなく、基本的なパーソナルカラーの知識と技術、診断時のポイントなどを理論化しています。

また特徴として、カラーを提案する際のコンサルティング技術についても重要視しているところが挙げられます。

パーソナルカラーの知識や技術だけではなく、相手に理解しやすく具体的に伝えられるような提案をするためのコンサルティングスキルも学ぶことができます。

 

色彩技能パーソナルカラー検定

NPO日本パーソナルカラー協会|色彩の検定・色の資格をとるなら色彩技能パーソナルカラー検定®

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一級、二級といった呼称ではなく、モジュールという比較的珍しい呼称を使用しているパーソナルカラーの検定です。

最後のモジュール3では、ドレーピングによる視感測色の試験がある(他の検定では最上位取得以降で要求される内容)という検定です。

モジュール2までは、色彩検定でいう二級程度の知識があれば難しくないと思います。
最後のモジュール3で行われるドレープを使った視感測色での試験は、目で色の属性を正しく判別できるかを問われるので、筆記の能力だけでは合格できない試験となっています。
 

パーソナルカラリスト検定

一般社団法人日本カラリスト協会

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三つの資格の中で、筆記試験の難易度が最も高い検定だと思います。
特徴としては、独自の配色体系(CUS®)を用いているところです。

特徴として、明度の変化によるアンダートーンの変化などを、CUS®9色調図式色相環として分類しているところです。

また、最後の一級試験の難易度は、色彩検定一級二次に匹敵、あるいはそれよりも難しいのでは?というぐらい高難易度の問題が並んでいました。
このパーソナルカラリスト一級試験は、設問から明確な悪意を感じました(笑)

 

パーソナルカラーは色々な体系や分類があり、正解はない

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私が勉強したパーソナルカラーの検定や体系以外にも、16分類や24分類、和の色に特化したものなど、様々な体系や理論があります。

基本的にパーソナルカラーというものは、万人がおおよそ共通して感じる固有感情(色の力量性や活動性)ではなく、環境や社会風土、個々によって好悪の評価が変わる表現感情を主体とする視感測色の技術のため、診断者によって結果が違うことが発生することもあります。

上記の理由から、パーソナルカラーは100人中100人が必ず同じ印象を思うような「正解」がない世界です。
だからこそ、診断者は多角的な判断基準を踏まえ、色を正確に判断できる視感測色の技術や、固有感情と表現感情の差異、色彩学配色理論の知識、そして色による問題解決や自己演出の力になれるような提案やコンサルティングが必要になります。

 

複数の理論や判断基準を学ぶことで、一つの基準ではなく、多角的な基準でパーソナルカラーという対人の配色理論を考えられるようになったというのは、良い学びでありました。

 

 

まとめ

まずはパーソナルカラーの基礎として、目標である三種類のパーソナルカラー資格を揃えることができました。
診断の経験も含めて、引き続き知識や技術力を上げていきたいと思います。